【語録】あまのじゃく演技論


 

最近の雑誌の中で「SPUR」のテキストが秀逸やな〜と思ってたんですが、「T.」TOHOシネマズマガジン の内容かなりイイです! 他のインタビューとは少し切り口が違うというか、(わたくし的には)今まであまり読んだことのないにのみあさんの演技論が展開されていて。

いつもだと「役は作りこんでいかない」「脚本も自分のところだけ読んで、現場で相手をゆだねる」とか、何をしないかっていう視点で語られることが多いと思うです。その昔、アルコが尊敬する人のインタビューで「何をするかでなく、何をしないかの方が、その人の生き方を表すんだ」みたいな話があって、それがずっと心の中にあるので、二宮さんの話を聞くたびにうむうむと納得していたのですが。

今回の「T.」は、自分の演技で何に気を付けてるのかっていういつもより能動的なお話で、二宮さん曰く「アイドルとしての自分と、自分がやってる役の距離感をどれだけ保てるか」なのだと。

作品が終わったら必ず髪型を変えるようにしてる*1
役柄とバラエティの時で声の出し方も変えてる 

って部分に何だかすごく心臓を鷲掴みにされましたよ…どんだけ俯瞰なんですかこのお方は…

何故ゆえにそう気を付けてるのかってのは是非ともインタビューを読んでいただきたいなあと。あ、劇場以外でも10/2から通販開始(「T.」 TOHOシネマズ シアターカルチャーマガジン 第11号)するそうなんで是非←まわしもの。


ちなみに「悪い役の時は声を低くする」そうなんですが、これまでの役の中で最も悪い人だったであろう「見知らぬ乗客」の時はどうだったのでしょう。はあ、見たかったなああ。あの頃は本当に一人でひっそりと好きだったのでチケットを取る術もなく、指をくわえているしかなかったのです。家族に隠れてのヲタとはいえ、日々どっぷりアラシゴトを追える今は幸せですん。


ちなみにちなみに、タイトルの「あまのじゃく」は昨日見てたテレビから。「あまのじゃく古田新太の演技論」みたいのやってまして、にのみあさんの「作りこまない」話をもっと過激にした感じだったです。やっぱりあまのじゃくだからあーいう風に考えるのですかね(´-ω-`)*2

*1:↑の画像にしたお言葉が「かみ型」で平仮名なのは試用フォントで難しい漢字が出せないからで…す…

*2:あまのじゃく大好物!