【コンビ雑感】にのあい混じりの、マンガのお話

「大奥」公開の前日に、しかも初日から2回見ちゃうぜ自分!でも仕事片付いてないぜオイ!というこの状況で、なぜにこんな記事を書いているのか自分でもよく分からないのですが…

先日もリンクさせていただいたフォロワーさんの記事(→にのあい的「っポイ!」の雑感メモ)を読んで、「ほうほうほう」と中尾彬なみに顎に手をおいて納得しちゃいまして。

アルコは少し年代がずれるので「っポイ!」の存在は知っているのですが読んだことはないのです。しかしこの“にのあい的関係性”をマンガに感じるのって何か自分も思い当るなあと。
 

わたくしの場合は、松本大洋作品なのですね。にの担の皆さまには鉄コン筋クリートと言えばもう納得されるのではないかと思うのですが。

シロ=あーばさん クロ=にのみあさん

ってなっちゃいます、頭の中では。声優やったというのは置いといてね。

クロ:性格としてはシロとは正反対でひねくれ者だが、町で調子に乗る人間とシロを傷つける人間は誰であろうと許さない信念を持っている。シロを守ることが自分の存在意義と信じ込んでいるせいか、シロの身の回りのことはすべて自分でこなしている。シロが警察に保護された後は心のバランスを崩し、見境も無く暴力を振るった。

シロ:ケンカは主にクロの手助けをするサポーターに近い。純粋で無垢な性格と時々クロの言うことを無視しがちで、それが原因で蛇の部下である虎に殺されかけた。

キャラクター説明に自信がないので物知りさんなWikipediaにお任せしてみたところ、「シロが虎に殺されかけた」で笑うてしまいました…あーばさん的ミラクルがここにww*1

基本の関係性としては、クールでクレバーなクロが、無垢で天然でミラクルなシロのお世話係なわけですが、心のどこかで常に「シロには敵わない」と感じていて。シロも一見おバカなんだけど誰よりも周りの物事に敏感で、クロが本当は繊細で傷つきやすくて変化を恐れていることを知っている。だから「あんしん、あんしん」がシロの口癖。

…ふう、にのあい…

マンガを見ながらさらに詳しく検証してみたいところですが、これだけ言っておいてアルコの手元にはマンガありません(こら) 恐らく兄のところか、実家か…。ただアルコの好きな松本作品↓はもう思い出す限り全面的ににのあいです。主人公の関係性が。

しかもわたくし思い返せば、大学の時にレポート書いた気がします。「鉄コン筋クリート」を題材に、シロクロの関係性をテーマに…。*2
もう根っから好きなんですね、こういう複雑に絡み合った表裏一体・ニコイチ的関係が。


松本大洋は5つ違いの兄が昔から大好きで、アルコは小学生くらいから自然と読んでいたのですが、大人になってから読み返すと「花男*3が実は一番名作かもとか思ったり。↑の3つの中で唯一映画化もされてないはずだし作品的には地味なんですけど。花男と茂雄の親子の話です。しかも野球のww にのあい的見地から今ぜひ読み返したいマンガNO.1です。でも親子な上に花男のビジュアルはどう思い返しても裸の大将なんで、見た目でにのあいを感じられることは1ミリもありません。ご注意ください。花男=かつみ、茂雄=にの で実写化なんて妄想は相当笑えますが、茂雄は確か小学生…“永遠の17歳”でもさすがにそれは無理ですわね。

ところで

このようなことを考えていて久々に自分のマンガ歴を思い返しておりました。うちは兄2人と3人兄弟で、長男は昔から熱狂的なマンガ好きで、買ったマンガは3人で共有してました。新刊が出たら3人で回し読み。そして声に出して面白いところをプレゼンし合うという痛いっぷり。それは今もあんまり変わってません。大学以降は3人とも別々に暮らしているので、半年ぶりとかに会うと毎回「この半年で面白かったマンガは何か」のプレゼンが始まります。なので、基本的に趣味の基礎言語が同じというか、「ああ…こやつらと私の血は同じ成分で出来ている」と感じること多々です。「タモリ倶楽部」が異常に好きとかね←

マンガで血液を分解するとこんな要素で出来ている気がします。

松本大洋は「ナンバーファイブ 吾」の途中から全然読んでません…。*4 なんかだいぶ印象が変わったというか、ちょっと別ワールド入っちゃった気がして。

というか、どなたか!宇宙家族カールビンソンが分かる方はいらっしゃいませんか!? これうちの兄弟的には20年近くに渡りギャグ漫画(?)のバイブルなんですけど、昔から誰に聞いても共感していただけません…。台風の目とかターくんネタで笑ってくれる人が近くに欲しい…

*1:本物の虎ではねーです。登場人物の名前ですねん。

*2:何の授業だったんだ一体…どっかにデータ残ってるかなあ、昔のHD漁れば出てくるかも…読んで自分で笑いたいw

*3:花男」だけで検索すると「花より男子」しか出てこないのでご注意ください

*4:創刊当時の「IKKI」は相当に衝撃だったんだけど…!!