旅日記5

2011.02.11 ブエノスアイレス4日目

本日も7時起床で朝ごはん。日本でもこんな生活出来ればいいのに。誰かブッフェの用意頼むわ。
今日はガウチョツアーに行くよ。ガウチョはアルゼンチン版カウボーイの事らしい。男の中の男らしいです。自己犠牲が美徳だってさ。さっきネットで調べたよ。そしてやはりツアーの値段が書いてないページが多い。何なんだ時価なのか。昨日フロントで285ペソと聞いたがガイドブックよりかなり高いし。もしや2人分の値段だったりしないかな、ほんのり期待。

9時過ぎにホテルにお迎え。フェデリコ青年がご案内。あ、値段はやっぱりそれぞれだよね、そんな甘くないよね。バスの中でお支払いしますね。
バスは20人乗りくらいのミニバス。他のホテルでピックアップされたお客さんも乗ってるよ。自分達含めて15人かな。大盛況だねフェデリコうはうは← リタイア直後みたいな壮年ご夫婦が多いです。

10時頃にピックアップ終了。郊外に向けて出動。フェデリコ青年がマイクでご案内。右に見えますのはーってな。スペイン語の後に英語で喋ってくれてるが、分かる単語が出て来るまで英語だと気付かないよえへへごめん。
フェデリコ青年調査によると本日はアルゼンチン、チリ、アメリカ、イギリス、ウルグアイ、日本からのお客様です。JAPANから来たよって言ったらお客さんが少しどよめいた。...物珍しいのだろうか。

ティーロ駅から国内線空港方面へバスが進む。と、いい感じの美術館とか建つエリアに差し掛かる。おーここ行きたいな!予備日として空けておいた明日はこの辺に決定!バスの中でMAP見ながら計画ねりねり。

1時間弱で目的地らしき場所に到着。観光地らしい巨大な駐車場完備。って思ったら4人だけ降りた。え、ここ違うの?ここどこ?BIOPARKE...?なんかパークなんだね? これ、乗り合いバスなのね...。

そしてまた高速に乗る、進む。20分程で高速降りて田舎町へ。ちょいちょい現れる家の感じがハワイの山側の地域に似てた気が。いや私の中で出来る範囲の比較なのだが。暑い国仕様の作りなんだろか。違うのはバックの自然が広大過ぎることか。予想外にアンダルシアには似てない。あそこまで乾いてない。空とか緑とかがね。
バスがスピードをゆるめる度に着いたのかと思うけど、単に道が悪くてバウンドしちゃうからゆるめてるだけだった。高過ぎねーかその頻度が。
そろそろかと思ったらまた高速へ乗る。フェイント!どんだけ遠いのガウチョ!

11時半に農場到着しました。「サンタ・スサーナファーム ESTANCIA SANTA SUSANA」なのだそうです。はーこりゃ何もない広い土地!見回してもお隣さんが遠くに2軒くらいしか見えないよ。んで360度空が見渡せちゃうから、雲がぷかぷか浮いて見えてもう漫画みたいだね。

入口で飲み物とミートパイ的なモノをいただいたら、まずは13時までフリータイム。早速乗っちゃうよ!お馬さん!乗馬体験!ま、ガウチョのお兄さんが先導してくれないと動かなかったけどね。そんなシャイな私のお馬はエレーナちゃんと言います。グレーの毛色がとってもステキ。バスで一緒に乗って来たイギリス青年達と、総勢7頭で農場内をぐるりとしました。20分くらい乗ってたかな。エレーナちゃんありがとう。


馬車にも乗ったよー。ガウチョじいちゃん異常なハイテンションでドライブしてくれます。はたから見てるよりスピーディなのね。でも一番前の特等席に乗せてくれたのはいいんだけどさ...3人はキツイよ。じいちゃんお腹ぽんぽんだし。端っこの私の腰骨、割と痛いよ...
大きな観光バスでやってきたイタリア人団体客と相乗りでした。ジャポネやっぱり珍しがられる。なじぇに?

ガウチョハウスも見学。たぶんもともと住んでた家を見学用に整えたのだと思われ。(新築だったらショックだけど...)真のガウチョはもう居ないのです。たぶんカウボーイとして生計を立ててるのが真のガウチョなのだと思うけど、どのくらい前まで居たんだろうか。あ、ハウスにはカラー写真も飾ってあるんだ割と近代的な生活...(たぶん誤解がある自分)


フリータイムが終了したら食堂兼ステージに移動。旅行者たちのおしゃべりに混ざってみる。アメリカ人の社交好きおじいちゃんと先に一通り喋ってたので、彼女はね...と何故か周りに紹介されるという羞恥プレイ。カナダ人とアメリカ人の英語が聞き取りやすくてすごいホッとした。実力に合わせてゆっくり話してくれるし。返答が中一英語でごめんね。

なんかあれだよ、カニ食べ放題とかの日帰りバスツアーの雰囲気。行った事ないけど。あの慣れない者同士で適当な会話するアレね。でかい食堂の感じも良く似てる。行った事ないけど。飲み放題ってのもね(略)


そして出てくるよ、肉!肉!肉!
まずはチョリソ。肉の塊がゴロゴロしてて食べ応えがあってうんまい。お次は真っ黒のソーセージ。たぶん血入りのモルシージャってやつ。皮?が固いんだけど中からドロっとしたものが。血とか肝臓の何かかなあ。そこまで臭みはないし、パテだと思えば結構だいじょうぶ。見た目きついけど。
アサードと言われる炭火焼きの牛肉。分厚いなおい。そして間髪入れずパリパリに焼かれたチキンも配給。いやうまいよ、柔らかくないけどうまいんだよ。炭火焼の香りが付いててうまいの。でもわんこ肉状態で次々と勧められると慌てるぜ。隣のイタリア人ご夫妻は余裕のおかわり。俺らもう無理っす。
ちなみにサラダもわんこ状態。余ってても無関係に回収されて新しいサラダが置かれる。農業大国の実力ですな。


さあ食後にショーが始まるよー。まずはタンゴ。次はギターとバンドネオンの生演奏と生歌。ダンサーはタンゴもフラメンコも踊れます。合間に農場カメラマンに撮られた乗馬写真が配られます。10ドルですよもちろん有料。買えないよもちろん。

んでメインイベントのガウチョダンス。球の付いた紐を振り回しながらガウチョが踊ります。踊りまくります。激しいね汗だくだね。激し過ぎて全然写真撮れないやw

最後は皆でダンスタイムだよー。希望者は前に出てねー。わあ皆さすが。パーティだねダンパだね。

食後はお外に出てガウチョゲームを見るそうで。でもイギリスから来た若者はもう飽きたようです面倒くさそう。広場に行ったら大量のお馬さんが駆り出されている。すごい躾けられてるね。皆でぐるぐる周って客席に向かってお出迎え。でも皆走ると砂煙すごいよ。

お馬の整列ショーが終わったらメインイベントの馬術ショー。紐にぶら下がった小さなリングを馬に乗って勢いよく走って来て金属の棒に引っ掛けて取るの。すごいスピードだよ。なんかあれあれ、流鏑馬みたいなことだね。ただそれを繰り返すだけのショーなんだけど面白いよ盛り上がるよ。取った後のリングくれました。何度も取っては皆に手渡します女性だけらしいけど。どこまでも観光地らしい完成度、お見事です退屈はさせません。もーガウチョのおじいちゃんがきみまろに見えてくるもんね。超エンターテインメントだよ。



16時、いろいろ大満足で帰ります。バスの中でガン寝。ブエノスアイレス中心部に近づいたらおはようタイム。明日行きたいエリアに差し掛かったので地図見ながら道を確認。全ての道に名前が付いてるメリットってこういう事だよね。ランドマークが無くても現在地が割り出せる。日本じゃ難しいね。

18時にオベリスク近くで下車。フェデリコありがとうガウチョありがとう。

それにしても日が長いなあ。18時で強烈な西日。昨日も20時で明るかったもんな。ゆっくりランチ食べてまだまだ日が続くなら、ちょっと一寝入りしてから晩ご飯にしようという気持ちがよく分かる。ぐうぐう。

とか言ってたら友が寝てしまった。このまま2人で寝たらさすがに何も買えないような時間に起きるハメになるぞ。自分を奮い立たせて、買い物→風呂→洗濯。買い物は近所のドラッグストアへ。全体的に乾燥してるのか日焼けどめのせいか手足の荒れが、アレで。保湿クリームが必要。お店で「モイスチャークリームはねーが?」とイケメン店員に尋ねたらここ全部ってデカイ棚を指さされた。この棚なのは知ってるわい。全部って絶対嘘だろ。でもようやく英語表記のニベアに辿り着いて一安心。買い物袋ぶら下げて帰るよ。友達と一緒に歩くのも楽しいけど、たまに1人でずかずか歩く時間も欲しくなるやね。

22時近くに友を起こして食事へ。もう眠くて何もかも面倒だったので近くのマックへ。こういう所で100ペソ札出すと80%の確率で断られる(自分調べ)。先に会計した友達に借りてきなよ的な素振りまでされた。が、崩したいのだ!これしかないのと2ペソ札しかない財布見せると渋々おつりを用意し出した。やっぱりあるんじゃねえか!

頼んだのはMcNIFICAなるもののコンボ。味はまあ...昨日のチーズバーガーがうまかったのは作りたてだったからだなと思いました、あはは。Mcフルーリーも食べちゃった。だって日本で見たことないやつだったんだもん。ネスレのチョコ菓子SUFLAIRが乗っかってるらしい。わーい甘ーい。


じゃ、寝ます。


■金使ったよ
ガウチョツアー 285ペソ
・チップ 5ペソ
・保湿クリーム 10ペソ
・マック 41ペソ